DLLファイルのメモリー常駐を開放して速度アップのやり方
アプリケーションは、プログラム本体以外にもDLLというファイルを呼び出して使用します。
DLLファイルは、多くのプログラムで利用する機能をひとまとめにした共通ファイルで、これによりプログラムの効率化につながっています。
ところが、DLLファイルはアプリケーションを終了しても、しばらくの間メモリーに常駐します。これは様々なアプリで利用されるためです。
これらたくさんのDLLファイルがメモリーに常駐すると、メモリーをムダに消費することになりWindowsが遅くなる原因になるのです。
そこで、「アプリケーションが終了すると同時に、使用していたDLLファイルをメモリーから削除する」という設定にしてみます。
1.「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選び「regedit」と入力、レジストリエディタを起動する。
2.HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Microsoft → Windows → CurrentVersion → Explorer
3.この中に「AlwaysUnloadDLL」がない場合は、「Explorer」を右クリックして「新規」-「DWORD値」と選択し、「AlwaysUnloadDLL」というキーを作る。
4.「AlwaysUnloadDLL」をダブルクリックして「値のデータ」に半角数字で「1」と入力。
5.Windowsを再起動
以上の設定を行うことで、アプリケーションの終了とともに使用していたDLLファイルもメモリーから削除され、「.DLL」ファイルが占有していたメモリ空間も解放されるようになります。
でもデメリットとして、再度「.DLL」ファイルを読み込むプロセスが発生するため、プログラムの起動時間が若干ながら遅くなる可能性がありますが。
試してみる価値はあると思いますよ!